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2016年6月

「歯並びが悪い?」原因はアゴの骨の発育不足から

歯並びが悪い原因の多くはアゴの発育不足

アゴの骨の発育不足の原因は日頃の食生活に

「ウチの子、なんでこんなところ から歯が生えてくるんですか?」。遺伝かしら、歯が大きすぎるのかしらと、慌てて相談に来られるお母さんがいらっしゃいますが、お子さんの歯列不正を引き起こす原因の多くはアゴの骨の発育不足です。アゴの骨の発育が十分でないため、アゴが萎縮し、歯が正しい位置に並ばない。つまり、アゴのスペース不足が歯列不正の原因なのです。
アゴのスペース不足は叢生という歯列不正の症状を引き起こします。柳原歯科医院では、約8割の患者さんがこの症状で来院されます。

では、なぜアゴの骨の発育不足が生じるのでしょうか。みなさん、振り返ってみてください。食卓に歯ごたえのないものばかり並んでいませんか。水やお茶で食べ 物を流し込んだりしていませんか。アゴの骨の発育不足の原因は「しっかりと歯を使っていない」からに他なりません。日頃の食生活が大きく影響しているので す。

ちょっとした悪習癖、悪習慣も歯列不正の原因に

お子さんの癖や習慣も歯列不正の原因となる場合があります。例えば「指しゃぶり」。前歯を外に押し出そうとする力が慢性的に加わり、前突(出っ歯)という症状を引き起こします。指だけでなく、鉛筆や毛布を噛む癖も同じです。他にも、下唇を噛む癖、舌を上下の前歯で挟む癖、机の上にアゴを乗せる習慣、頬杖をつく習慣など、ちょっとした悪習癖、悪習慣で、お子さんの歯やアゴはすこしずつ動いているのです。
 

気になる「歯並び」床矯正で治療できます

叢生(そうせい)

一般的に「乱ぐい歯」「八重歯」と呼ばれている症状です。原因はアゴの骨の発育不足です。アゴが萎縮し、スペースが不足。歯がキレイに並びきれず、重なって生えている、いわゆるデコボコの状態のことを言います。
 
 

反対咬合(はんたいこうごう)

「受け口」と呼ばれている症状です。通常は、上の歯が下の歯に覆い被さっていますが、この状態が逆になり、上下の歯が3本以上反対になっている噛み合わせのことです。
 
 

交叉咬合(こうさこうごう)

反対咬合同様、通常は、上の歯が下の歯に覆い被さっていますが、この状態が逆になり、上下の前歯、もしくは奥歯の1~2本が交差している噛み合わせのことです。
 
 

過蓋咬合(かがいこうごう)

上の前歯が下の前歯の1/3~1/4を覆っているのが正常なI歯み合わせです。これよりも噛み合わせが著しく深い状態、これを過蓋咬合と言います。歯を支えている骨の発育不足、または下アゴの関節の後退、どちらかが原因であると考えます。
 

前突(ぜんとつ)

一般的には「出っ歯」と呼ばれています。上下のアゴの位置は正しく上の前歯だけが出た出っ歯と、下アゴが後退したことで前歯が出ているように見える出っ歯、2種類の出っ歯がありますが、前者は指しゃぶりで上アゴの前歯を押し出すなどの悪習慣、後者は発育不足が原因と考えます。
 
 

正中離開(せいちゅうりかい)

「空っ歯」と呼ばれています。上の前歯2本の間に隙間がある状態。ご注意いただきたいのは、その前歯が乳歯であるか永久歯であるか。乳歯の場合は、隙間があっても大丈夫です。乳歯よりも大きい永久歯に生え変わるので、その隙間は埋まります。むしろ隙間が必要なのです。永久歯の場合は適切な処置が必要です。
 
 

開咬(かいこう)

上下の奥歯は噛み合っているのに、前歯が噛み合わない状態を開咬と言います。指しゃぶりや舌を前に出す癖、舌を噛む癖などが原因と考えます。
 

「歯の矯正」はじめる年齢は何歳ぐらいから?

床矯正

何歳から治療をはじめればいい?答えは、今すぐはじめましょう

「何歳から 治療をはじめればいいのでしょうか?」。発育期のお子さんの歯列不正に気付いたお母さんからこんな質問を受けることがあります。一般的な矯正歯科医院(主 に抜歯矯正を行っている医院)の先生であれば、「永久歯に生え変わるまで様子を見ましょう」とおっしゃるでしょう。
しかし、床矯正治療を行う柳原歯科医院では、「今すぐはじめましょう」と答えます。なぜ違うのか。それは、子どもたちのアゴの発育過程と、抜歯矯正治療と床矯正治療の根本的な違いを理解すれば分かります。

アゴは若ければ若いほど拡がりやすい

子どもたちのアゴはどのように発育していくのでしょう。その過程を見ていると、0~6歳は、乳児期から幼児期への成長過程。この時期に前歯が永久歯に生え変わり、アゴの骨の約80%が完成します。6~10歳は、成熟期です。「いい子どもになるための期間」と言われています。10歳以降は、「いい大人になるための期間」。この頃から犬歯が生えはじめ、女の子なら14歳、男の子なら17歳を目処に大人のアゴが形成されます。つまり、アゴは年齢が若ければ若いほど拡がりやすいのです。

6~7歳くらいから治療を開始するお子さんが一番多いです

抜歯矯正は、歯を抜くことでアゴのスペース不足を解消します。一般的には、上下各2本、計4本の歯を抜くと言われています。乳歯を抜いても永久歯が生えてきますので、抜くのは永久歯です。ですから「永久歯に生え変わるまで様子を見ましょう」と、抜歯矯正を行っている先生はおっしゃるのです。

「あれ、おかしい?」と感じた時がはじめる時期

一方、床矯正は、アゴを拡げることでスペース不足を解消します。アゴは年齢が若ければ若いほど拡がりやすい。ですから私は「今すぐ治療をはじめましょう」と答えるのです。
つまり、「床矯正をはじめる年齢」に最も適しているのは、お母さん、もしくはお子さん自身が「あれ、おかしい?」と感じた時ということになるでしょう。早いに越したことはありません。実際、柳原歯科医院では、永久歯の前歯が生え揃ってきた6~7歳くらいから治療をはじめるお子さんが一番多いです。反対咬合や前突など、アゴの成長に大きな影響を与えるようなケースであれば4~5歳くらいからの治療開始をおすすめすることもあります。
また、治療開始に多少のズレがあったとしても、犬歯が生える10~11歳までに問題点を解決できれば治療は比較的容易です。それ以降になると、犬歯の生え方によって、治療が複雑化する可能性が高くなってしまいます。

実際には5歳の子から60代の方までいらっしゃいます

ここまでお話したのはあくまでも床矯正治療をはじめる理想の時期です。実際、柳原歯科医院に通院されている患者さんの中には5歳のお子さんから、最高齢では60代の方までいらっしゃいます。とにかく「おかしい」と感じた時が治療開始の時期です。様子を見るのではなく、できるだけ早く歯科医院にご相談ください。これから何度となくお話することになると思いますが、床矯正治療で大切なことは、毎日コツコツ取り組むということ。何歳であっても治療は可能です。

歯を抜かない?「床矯正」の歯の矯正とは

歯を抜かず、アゴを拡げて歯を並べるのが床矯正

メカニカルな治療とバイオセラピー2つを並行して行うのが床矯正治療

萎縮したアゴには、2つの治療が必要です。ひとつは床矯正装置を使用したメカニカルな治療、そしてもうひとつはバイオセラピー(生物学的機能療法)と言われるものです。この2つの治療を並行して行うことを私たちは「床矯正治療」と呼んでいます。
もう少し詳しくお話します。メカニカルな治療は、床矯正装置を使って“積極的にアゴを拡大"し、歯並びを正すこと。一方、バイオセラピーは、咀嚼訓練によって“自分の力”でアゴの正しい機能を回復させることです。歯の周りの骨と筋肉のバランスが保たれている状態でなければアゴは正しく機能しません。大切なのは、「食事環境を改善すること」と「悪い生活習慣を直すこと」。正しい機能が回復すれば、アゴは正しい大きさに成長し、歯も自然と正しい位置に並びます。「積極的にアゴを拡大し、自分の力で機能を回復させる」。それが「床矯正治療」。装置でアゴを拡げることだけが治療の目的だとお考えの方も多いですが、それは間違っているのです。

歯列不正の多くはアゴの萎縮が原因アゴの萎縮は口腔機能不全が原因

では、なぜ2つの治療を並行して行わなければいけないのでしょうか。歯が重なって生えている叢生などの歯列不正は、歯が正しく並ばないほどアゴが萎縮しているのです。萎縮してしまった原因は、口腔機能不全(口の中の機能が正しくない状態)なので、口腔機能を正しくする治療も必要です。装置でアゴを拡げ、歯がキレイに並んだとしても、正しい機能がなければ、歯は元の歯並びに後戻りします。それを引き起こさないためにバイオセラピー(歯列不正を引き起こした原因の治療や正しい機能を回復させる治療)が必要です。見た目だけではなく、機能も安定して、はじめて床矯正治療完了と言えるのです。
 
床矯正治療の主役は患者さんです。それは、装置を装着するのも患者さん、装置を定期的に拡大するのも患者さん、そして、バイオセラピーに取り組んでいただくのも患者さんだからです。家族や私たち歯科医院はあくまでサポーター。経過を観察し、方針を立て、はげますことしかできません。患者さんの取り組み方次第で、治療の成果は大きく変わってくるのです。
 
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歯を抜かなくていいそれが床矯正の最大のメリットです

床矯正治療のメリット は、なんといっても歯を抜かないことでしょう。人体の中に無駄な器官は存在せず、それぞれの器官がバランスをとりあって生命を維持しています。歯もその器官のひとつ。抜いてしまうことで生命バランスが崩れることは明らかです。また、装置は取り外しが可能であるため、装置の洗浄や歯磨きが簡単にできます。衛生的で虫歯にもなりにくいというのも床矯正のメリットです。
装置を着けても痛みがない。お子さんにとっては大事なことです。なかなか慣れないという子も中にはいますが、痛くて着けられないという子はほとんどいません。また、抜歯矯正と比較し費用が安価です。これは、先ほどお話したように、患者さん自身が主役の治療法だからです。

患者さんの取り組み方次第で治療期間が変わっていく、それがデメリット

デメリットもあります。装置の取り外しが可能であるため、破損したり、紛失する可能性があるということ。アゴを拡げますので、永久歯がすべて並んでしまっている方の治療は、時間がかかってしまうということ。そしてやはり、患者さんのやる気、取り組み方次第で、治療期間が変わってしまうこと。途中で治療を断念というケースも柳原歯科医院で実際にあります。
 

歯の矯正、治療期間は開始時期が早いほど短くなります

床矯正

同じ症状、同じ時期の治療開始でも取り組み方次第で治療期間は違います

基本的には、治療開始時期が早ければ早いほど、治療する期間も短くて済むとお考えください。6~7歳ではじめられたお子さんは、比較的早く治療を終えられます。歯やアゴが動きやすいという理由と症状がそれほど複雑化していないという理由からです。
しかしそれは、患者さんが毎日コツコツ治療に取り組まれた場合のみです。まったく同じ症状で同じ時期に治療を開始しても、取り組み方次第で治療期間は大きく違ってきます。半年で明らかな変化が見られる方や1年を過ぎてもいっこうに変化がないという方も。「いつまでに治ってほしい」という目標の治療期間はお伝えできますが、「いつまでに治りますよ」と、断言することはできないのです。

早期に治療を開始した場合治療終了後も保定と監視が必要です

乳歯列期、乳歯と永久歯の混合歯列期など、早期に治療を開始した場合、治療終了後も保定(歯がもとの位置に戻ろうとするのを防ぐこと)と監視が必要です。前歯がキレイに並んでも、犬歯を含めた側方歯群が生え変わり、第2大臼歯の正しい咬合が得られるまでフォローアップが必要です。
小さいお子さんの場合は就寝時に閉鎖型の装置(ワイヤーとバネで前歯を整える装置)を保定装置として使用していただきます。第2大臼歯が生え変わっている場合はソフトリテーナー(歯列全体をカバーする透明なフィルム状の装置)で保定することもあります。最終的にはオクルーザーという咬合測定器で咬合検査を行ったうえで、咬合機能が改善されていると確認できれば、治療完了となります。
 

歯を抜かない歯列矯正「床矯正」にはどのくらい費用がかかるのか

症状が複雑であればあるほど装置の数、つまり費用がかかります

床矯正治療にかかる費用についてご説明します。
床矯正の装置は、1つ6万円(税抜)~です。装置の形状により若干差額は生じますが、この金額を目安にしてください。ワイヤーを使うケースでは8万円(税抜)~となっています。あとは、初診料、定期診察料など。以上が床矯正治療にかかる費用の目安です。
抜歯矯正治療にかかる費用をご存知の方は、「床矯正ってこんなに安くできるんだ!」と思われるはず。しかし、床矯正治療の費用は装置の数に比例します。たくさん装置を使用すれば、その分費用もかかります。1つで済む場合もあれば……という場合も。症状が複雑であればあるほど、装置も2個3個と必要ですし、取り外しが可能なため、破損することもあります。上記の料金はあくまで目安ということだけご理解ください。

床矯正の費用は患者さんの取り組み方によっても変わる

治療の主役は患者さん自身です。私たち歯科医院はあくまでサポーター。
患者さんが毎日コツコツ治療に取り組まれた場合のみ比較的安く、早く、簡単に治療が完了します。
 
そして、コツコツ治療に取り組まれる患者さんのためなら、私たちは全力でサポートさせていただくことをお約束します。

きれいな歯並びを維持。矯正の後も、元の歯並びに戻さない

いったんキレイに並んだ歯もほっておくと元の歯並びに

今回はバイオセラピーについてお話したいと思います。歯の周りの骨と筋肉のバランスが保たれている状態でなければアゴは正しく機能しないということはお伝えしました。装置でアゴを拡げ、歯がキレイに並んだとしても、正しい機能がなければ、歯は元の歯並びに戻ってしまいます。そこで必要なのが、“自分の力”でアゴの正しい機能を回復させる「バイオセラピー」です。

簡単なトレーニングでキレイな歯並び、「イイ顔」は持続します

それでは、キレイな歯並び、「イイ顔」を持続するためのトレーニングをいくつか紹介します。どれも柳原歯科医院でおすすめしている家庭で簡単にできるものばかりです。
まずは、舌の筋肉を鍛える方法。舌で唇の右の端をなめてください。次は左の端です。そして、上唇をなめましょう。最後に、舌をできる限り前に出してください。この動きを10回。これで舌がうまく使えるようになります。
次は、口輪筋を鍛える方法。これは唇の運動です。力強く唇を閉じてから「パ、ピ、プ、ペ、ポ」と10回繰り返してください。唇の力がなければ、食べ物は前歯からこぼれます。それを解消するトレーニングです。
頬の筋肉を鍛える方法。頬を大きく膨らませ、力強く引っ込める動作を10回繰り返してください。頬の筋肉も噛む力に大きく影響してきます。
他にも曲げたクリップを口にくわえるトレーニングや折ったハガキを口で挟むトレーニング、チューブを使った咀嚼トレーニング、お風呂に入ったら肩までではなく口まで3分間浸かるトレーニングなど、たくさんあります。

姿勢、食材選び、調理法よく噛んで食べる食生活に

次は食育です。食生活の重要性についてお話しておきましょう。
みなさんは、お子さんの食生活で何を一番重要視されていますか。おそらく、栄養バランスでしょう。キレイな歯並び、「イイ顔」を作るためには、それだけではいけません。いかに歯を使ってよく噛んで食べるかが重要なのです。つまり、よく噛んで食べられるものを食生活の中に取り入れることが大切です。
噛むとどう良いのでしょうか。唾液がたくさん出るので、虫歯の予防になります。筋肉が動くので、引き締まった「イイ顔」になります。脳が刺激されるので、脳機能が活性化されます。骨が良い方向に成長するので、歯並びが良くなります。良いことばかり、悪いことはひとつもありません。
では、よく噛む食生活とはどのようなものか。ゆっくり時間をかけて食べましょう。早喰いをすれば、噛むことがおろそかになってしまいます。家族そろって食事をしましょう。会話を楽しみながら味わうことは、結果的によく噛む動作に繋がるのです。食事中の姿勢を改善しましょう。足がつかないイスに座り、猫背になっていませんか。食事中に限ったことではありませんが、姿勢は歯並びに大きく影響します。飲み物は食事の最初か最後にしましょう。食べ物を噛まずに流し込む癖がついてしまいます。それではよく噛んで食べることはできません。食材選び、調理法に注意しましょう。硬いものだけを食べるということではありません。食材を少し大きめに切ったり、歯ごたえが残るような食材を選んだり、できるだけいろんな食感のものを組み合わせたりといった工夫が必要です。
ご紹介したトレーニングや食育は、現状歯並びが気にならないお子さんに対しても有効です。特に食生活はあらゆる面でお子さんの発育に関係します。今一度、ご家庭の食事を見直してみてはいかがでしょうか。

イイ顔を作るお口のトレーニング

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噛む筋肉を鍛えるトレーニング

私たちがおすすめしている卜レーニングをまとめました。
家庭でもできる簡単なものです。

舌の筋肉を鍛えるトレーニング

① 舌で唇の右の端をなめる
② 次に左の端をなめる
③ 上唇をなめる
舌をできる限り前に出す
⑤ ①~④の運動を10回繰り返す

口輪筋を鍛えるトレーニング

① 力強く唇を閉じる
②「パ、ピ、プ、ペ、ポ」と発声
③ ①と②―の運動を10回繰り返す

頬の筋肉を鍛えるトレーニング

① 頬を大きく膨らませる
② 力強く引っ込める
③ ①と②の運動を10回繰り返す

チューブを使ったトレーニング

① エアチューブ(医院で配布しています)を第1小臼歯(犬歯の外側の歯)に当てて噛み締める
② 約4秒間噛み締めたらパッと放す
③ ①と②の運動を約5分間、1日2回行う

赤ちゃんの虫歯はいつから?歯みがきはどうしたらいいの?

むし歯はどうしてなるの? 

歯の表面にはむし歯菌(ミュータンス菌)がいます。そのむし歯菌が作り出す酸が体の組織で最も固いエナメル質を溶かして穴をあけます。 ただ、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはむし歯菌は全く存在しません。風邪などと同じでむし歯菌を持った人から移る感染症です。

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毎日、歯みがきしているのに・・・また、むし歯ができた? 

一言で「歯みがきしてるよ」といっても、1日に何回?何分くらい?どのタイミング?みがき方は?歯並びは正常なのかな?これらのことは基本であって、大切なのはみがき辛くむし歯になりやすいところを意識した「セルフケア」と歯科医院で行う「PMTC(プロによるクリーニング)」の両立です。 
そして、甘くておいしい食べ物のコントロールが大切なのです。

子供が生まれると、何歳から予防をしたらいいですか?

赤ちゃんがお腹の中にいる「マイナス1歳」のときから、お母さんの自宅ケアと歯科医院でのプロケアをしてほしいと思います。

赤ちゃんが生まれたら、歯みがきはいつから?

生まれたばかりの赤ちゃんのお口にはむし歯菌はいません。キスや口移し、大人の使ったお箸やスプーンで食べさせたりすることで、赤ちゃんにむし歯菌を移してしまうことが多いです。まずは、大人のむし歯菌を減らしておきましょう。 
乳児期のまだ歯が生える前では、舌に白っぽいミルクカスがたまりますので、ガーゼをぬるま湯で湿らせてふき取ってあげましょう。 
生後7~8か月くらいから前歯が生えてきます。歯の汚れは乳児期のときと同じようにガーゼでぬぐいましょう。 
1歳のお誕生日ころから赤ちゃん向けの小さな歯ブラシを持たせてみましょう。少しずつ、歯みがきに慣れるように磨いてあげましょう。

むし歯を予防するにはどうしたらいいの? 

むし歯菌感染は、基本的には家族内感染です。離乳食をスタートしたころから、お箸やスプーンの共有がはじまることが多く、1歳3か月頃にはすでに感染経路を断つのが難しくなるといわれています。
なので、子供に移る前に、お母さんのお口の中にいるむし歯菌を「感染しても、むし歯菌がお口に住みにくい菌」に変えましょう。キシリトールにはむし歯菌の質を変えてしまう働きがあります。ミュータンス菌にも悪玉と善玉があります。キシリトールを少なくとも3か月以上食べると、善玉ミュータンス菌がたくさん増えお口の中の環境は良くなります。
 

乳歯はいつから生えてくるの?順番はあるのかな?

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乳歯は離乳が始まる 生後6~8カ月ごろから生え始め、1歳ごろには上下の前歯が生えそろい、前歯での噛み合わせができるようになります。下の前歯→上の前歯と順番に生えて2 歳半から3歳頃には乳歯のかみ合わせが完成します。 1歳のお誕生を迎えてまだ1本も生えてこない場合は、歯科医院を訪ねてみましょう。