ホーム>いいかおつくろうコラム>小学校低学年の歯

小学校低学年の歯

6~9歳

矯正Before~After(床矯正)・八重歯+すき間

『八重歯が・・・真ん中の隙間が・・・気になります』と、来られた時はすでに10歳を迎えていた患者様です。
患者様にとっては、八重歯1本だけのことだし、真ん中の隙間もあるから、ちょっとのことで済むと思われていたでしょう。

このような歯並びになった原因は、やはり舌癖(舌の悪習癖)と永久歯が並ぶスペース不足でした。
すでに、上下前歯6本の生え変わりも完了していたので、1本も抜歯せずに床矯正治療をスタートするには遅いぐらいでした。

が、床矯正装置を毎日きっちりと真面目にされたので、歯を1本も抜くこともなくキレイに並び終了しました。

201721115341.jpg

矯正Before~After(床矯正)・すき間

7歳で初めて来院された時には、すでに上の前歯2本と下の前歯4本が永久歯に生え変わっていました。

当院での床矯正治療において、叢生の場合は上下の犬歯(真ん中から3番目・C)が生え変わるまでに永久歯の並ぶ側方と前方へのスペースが確保できればよいと考えています。

この場合はどうでしょうか?一見、きれいに並んでいるように見えますが・・・上の2番が生えてくるスペースが全く足りません。

床矯正治療を希望され、小学校卒業までにキレイに並びました。

201721115217.jpg

矯正Before~After(床矯正)・すき間+下顎の凸凹

当院にこられると、『舌の悪い癖は治しましょう』『お口ポカンは直しましょう』という声をたびたび耳にすることがあるでしょう。

この場合も、舌の悪い癖で歯並びが悪くなったために矯正を希望されたケースです。
まず、上の真ん中の歯と歯の間に隙間がありますが前歯の幅サイズは女子の平均8.2mmよりも大きいこと。次に、右上2番(水色マーキング)が生えてくる場所がどこにもありません。
それに、右下2番(水色矢印)の永久歯は前に生えるスペースがなく中に入り込んでいます。

上下の床矯正(取り外しの可撤式矯正装置)治療でキレイになりました。

が・・・あくまでも、舌の癖を治さないことには、また後戻りします。今でも、舌癖トレーニングはかかさず頑張っています。

2017211145013.jpg

問題ある歯並び(不正咬合・ふせいこうごう)

問題のある歯並び(不正咬合)を放っておくとどうなる?

  1. きれいに歯磨きができないから虫歯になりやすい
  2. 歯がうまく嚙み合わないと、食べることができない
  3. 発音がきちんとできない(サ行・タ行)
  4. 口内炎ができやすい
  5. 顎の形がゆがんだりすることもある
  6. 顔ぼうが変化して歪むこともある
  7. 体のバランスがとりにくい
  8. 脳への刺激が少ないので、集中力や忍耐力の欠如
  9. キレイな笑顔になりません など

20172523596.jpg

さて、この上の絵の中にあなたの歯のタイプがあったら要注意です!

開咬(かいこう)

舌の悪い習癖でなることがあります。または、いつまでも指しゃぶりしていた場合もこのように、奥歯をしっかり嚙み合わせてても、上下の前歯に隙間がある状態。そのため、前歯でものを噛み切ることができないうえ、発音もきちんとできないことが多いです。

過がい咬合

上の前歯が下の前歯に深く被さっている嚙み合わせのこと。中には、深く噛みこんでいるため、下の前歯が上顎に接触して痛みを訴える場合もあります。見た目的には、悪く見えないこともあるのですが、下顎が動かしづらく顎の関節に負担をかけていることが多いです。

交叉咬合(こうさこうごう)

正しい歯並びは上の歯が下の歯に被さっているのですが、逆になっている部分がある噛み合わせのこと。鼻筋から前歯への正中線がずれていることも多い。後天的な原因で、片側だけでものを噛んだり、頬杖をついたりしてもなることがあります。

受け口(反対咬合

咬み合わせたときに下の歯が連続して3本以上、交叉咬合になっている噛み合わせのこと。この場合は、外科的手術が必要となることもある。

出っ歯(上顎前突・じょうがくぜんとつ)

真横から見たときに、上の前歯が前に飛び出ている嚙み合わせのこと。この場合、出ている前歯が邪魔をして唇が閉じないことが多い。

乱ぐい歯(叢生・そうせい)

歯並びが凸凹だったり、高さもガタガタしていたり、重なって生えていたり、八重歯になっている噛み合わせのこと。このタイプの不正咬合が最も多い。

すきっ歯

歯と歯のあいだに隙間がある噛み合わせのこと。歯の大きさがそもそも小さかったり、歯に比べて顎が大きすぎることなどが原因。歯の本数が不足していることもあったり、歯茎に埋まったまま出てこなかったりする場合もあるので、レントゲンで確認することが大切です。

 

 

フッ素のおはなし①

2016102085144.jpg

フッ素(フッ化物)は歯にとって強い味方です。原料は自然界にある元素のひとつで、お茶や魚介類など多くの食品にふくまれていて、歯や骨をつくるために大切な役割を果たしています。

生えたての歯の資質は弱く、むし歯菌の酸に溶かされやすいですが、またフッ素を吸収しやすく強くなりやすい時期でもあります。なので、生えたての歯にフッ素は特に効果的なのです。

予防先進国の北欧(フィンランドやスウェーデンなど)では、「フッ素なしではむし歯予防はできない」と考えられています。

当院では定期的な来院によるフッ素塗布をお勧めしています。

参考文献:歯から始める健康の育て方

 

『お口ポカン!』ではありませんか?

20161019171738.jpg

当院の矯正患者さまの9割の方に見受けられるのが、お口が開いたままのお顔です。

さて、お口が開いたままでは何が悪いのでしょうか?

口があいたままだと、数多くの弊害があります

①口呼吸になる
②かみ合わせが不正になる
③発音に影響する(特にカ行、サ行が困難)
④鼻から下の顔貌が長くなる
⑤前歯が出っ歯になる
⑥唇がへの字になる
⑦風邪をひきやすい
⑧猫背姿勢になる
⑨落ち着きがなく、集中力に欠ける
⑩鼻の病気になりやすい
⑪口臭がある
⑫アレルギーの病気になりやすい

など、体への悪影響がでてくるリスクが高いです。なので、当院では舌のトレーニングなどを治療と平行して行っています。
お口ポカンは決して、子どもだけではありません。家族でテレビを見ているときや、ゲームをしているとき、勉強をしているときなど、こっそりと観察してみてください。

指しゃぶりはいつまでなら?

20161018153651.jpg

習癖(しゅうへき)には、指しゃぶり、爪かみ、ハンカチ(タオル)しゃぶりなど赤ちゃんの頃から口に入れる習慣は唇や歯並び、発音に影響します。

この画像は長い間指しゃぶりをしてた子どもです。歯並びへの影響は、上の前歯が出っ歯になったり、上下の前歯がかみ合わなかったり、奥歯のかみ合わせが逆になったりします。

では、いつまでに止めると正常な歯並びになりますか?と、聞かれますが・・・一概に、指しゃぶりの継続年数もさることながら、どれくらいの力で吸っているかなど、個々に違いがあります。しかし、当院では3歳を過ぎてるようならばできるだけ積極的にやめることをすすめています。

どうしたら指しゃぶりを止めれますか?

①できるだけ、親子のコミュニケーションをとる時間を作る
②絵本の読み聞かせ「ゆびしゃぶりやめれるかな」(わかば出版)
③寝るときには手をつないで一緒にねる
④指人形をつけて、お願いごとをする
⑤一日、指しゃぶりをしなかった日はカレンダーにお気に入りのシールを貼る
⑥指しゃぶり防止マニュキア(かなり苦味がある)を爪にぬる

など、保護者の工夫で皆さん成功されています。

乳歯の生える時期・永久歯の映える時期の目安


2016103194730.jpg

 

乳歯が抜けたけど、永久歯がいつまでも生えてこない?

乳歯が早く生えた場合は、永久歯への生え換わりも早いです。6歳頃から下の前歯が永久歯に換わっていきます。と同時に奥の6歳臼歯が生え始めるころです。 このころから、お口の中では、乳歯と永久歯の混合歯列が始まり早期むし歯のリスクが最も高くなります。 
通常では、永久歯が生えようとする時期に、乳歯が徐々に動きだして抜けます。ですが、乳歯が抜けたにも関わらず永久歯がいつまでも生えてこない場合は様々なことが考えられます。例えば、もともと先天的に永久歯がない場合や、顎が小さく永久歯が生えてくるスペースが無いなどが考えられます。 なので、生え換わり時期なのに生えてこない場合は、歯科医院で必ずチェックしてもらいましょう。